賢い木

おのが空占めてたくまし花樗

あふち(楝、樗)とは栴檀の古名だという。

成長力もあるらしく、狭い場所でも他を押しのけて自分の空を確保できるくらいたくましい。
5月12日、万葉植物園の楝はようやく芽立ちしたばかりで、みっちりと咲く花は葉がもっと茂ってからのことなので想像するのみであるが、楓と競ってその頭上に枝先を伸ばしているさまを見ているとこの木は賢い木なんだろうなあと思うのだった。

“賢い木” への2件の返信

  1. 栴檀の木、古い言葉では「あふち」なんですね。覚えておきましょう。
    我が家の玄関の木がこれです。
    確かにすごい成長力で今や緑陰を作る大木です。
    ずっと葉のみだったのが昨年はちらっと、今年はびっしりと紫の小花をつけました。

    我が家に孫の木が三本ありのこの木は男孫の木で「柚の木」といいます。
    今年はやや花の盛りは過ぎましたが秋には黄色の実をつけ冬は葉っぱが落ち丸坊主です。
    「賢い木」と聞けば柚が喜ぶでしょう。

    1. 「栴檀は双葉より香し」というのは「白檀」のことをいうらしいので紛らわしいですが、その紫色の花を咲かせるのが「あふち(おうち)」なんですね。

      いい木が玄関先にかかっているのですね。成長力もあってたくましく、賢い。男の子にはぴったりじゃないですか。

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