晩夏の空気

香煙の仏間抜けゆく朝涼し

昨日今日と湿度が低いのに救われている。

梅雨明け宣言したばかりというのは、普通朝から強い日がさして肌で猛暑を予感するものだが、どうしたことか。
暦ではなるほど梅雨が明ければ「晩夏」ということになるのだろうか。
多分この朝の涼しさは長くは続かなくて、蒸し蒸しする日はまたやってくるだろうが、しばらくは恵みの涼しさを享受しよう。

仏壇に供えた線香の煙がどんどん流れていく。涼しいのは湿度だけではなく、乾いた風が家を吹きぬけているせいでもあろうか。