品が悪い

二杯目の椀をつきだすうなぎ飯

うなぎがなくてもたれだけでうまい飯が食える。

それがお気に入りのうなぎ屋。
相伝のたれで長男以外は引き継げない。したがって支店も出さないという頑固なうなぎ屋である。
土用の丑の日は休業で、うなぎを地元の海に放流して供養するというのも今の世の中で変わっている。
コロナ以来出かけてないし、本当に久しぶりのうなぎかば焼きとたれのセットが届いた。
ふだんはまずご飯をお替りしない家人もこの日ばかりは二杯目に挑戦。残ったたった一切れの尻尾でも、残ったたれを茶碗にたらせば軽くいっぱいはいける。下品と笑わば笑えである。旨さには勝てない。