冬日のしとね

傾きし日ざししとねに冬の蝶

冬至も近くなると真昼でも日差しは低い。

そんな弱い日差しでも風さえなければ柔らかく暖かい。冷たい石垣だってずっと日の恵みを受けると温かいものになる。
いつもの散歩コースにいる黒猫ちゃんも、天気がよくて風がない日は石積みのフェンスに日向ぼっこしていることが多い。
蝶だって同じようであるらしい。豹紋蝶の仲間が、翅を広げたまま身じろぎもしないで石垣にいる。いくぶん暖冬気味だからまだ生きていられるのだろうが、越冬はさすがに難しいのではないだろうか。