人間に遠くて近き寒鶫
今年は鶫(つぐみ)の姿を多く見かける。
もともと河原にはよくいるのだが大和川河川敷でも、散歩の行く手行く手に現れては人間が近づくとみえると10メートルくらいの距離を保ちながら間合いを図るようにしている。なぜだか「鬼ごっこ」しているようで、ぎりぎり近づくとさっと藪の中へ逃げ込むという具合である。
かつて霞網の最大の被害者で随分数を減らしたわけだが、今は食料にしようという人も少なくなってぎりぎり共存していけるわけだ。
追)鶫の句をさらにいくつか
彼我の距離測りをるよな鶫かな
横目して鶫は吾を警戒す