二度寝

厠よりもどり初夢忘れけり

夢なんて毎晩のように見るが、ことごとくが朝になると覚えていない。

夢というのはたいていが眠りが浅いときに見るようで、尿意をもよおして目が覚めるときが多い。寒い寒いと震えながら用を足しているうち夢のことなどとうに飛んでいるのである。
やれやれと暖かい蒲団にもどればすぐに二度寝に落ちている。