蔵前の男前

番傘の出待ちかきゆく勝相撲

阿炎と言うのは若手だが、なかなかの人気力士である。

今日は四股のきれいな同志の遠藤との対戦。
長いリーチを活かして、遠藤をものともせずあっというまに土俵下に突きだしてしまった。
どうだと言わんばかりに胸を反らせて、力水をつけたかと思ったら、特注の番傘(蛇の目かもしれないが)をかざして大雨の国技館を後にしたそうだ。
ビニール傘で済ますお相撲さんもいるなかで、遠藤の蛇の目、番傘も粋だが、阿炎というのもなかなかの洒落者のようだ。