ぐりぐり

雨樋のつかへ卯の花腐しかな

壁面にひと筋の跡がある。

どうやら雨樋の継ぎ目から洩れているようである。
そこは二階バルコニーの雨水を引くところであり、排水口をのぞいてみたがとくに問題は見つからなかった。
間もなく梅雨がやってくる。すでにその前触れの長雨である。
その前に、下水の詰まりをワイヤでぐりぐり回すもの、名前は分からないがあれを雨樋にもさし込んでみる必要がありそうである。

第二波

処方箋届く卯の花腐しかな

梅雨の走りのような雨だ。

そろそろ薬がなくなる頃だと思っていたら、珍しくかかりつけ医から電話があって薬出しますがどうしますかと。
もちろん一も二もなく好意を受け取ることにした。
この連休明けに予約していた歯医者もキャンセルさせてもらったし、今は人が集まるところには行きたくないという気持ちが勝っている。
ニュースでは緊急事態宣言解除とともに、スーパー銭湯に行列ができたとか。信じられないことである。
初日からこうではいずれ第二波がやってくるのは間違いないだろう。