粋なネクタイ

その胸のその縞にして四十雀

そろそろ野鳥が里に降りてくる時期なんだろうか。

番と思われる四十雀二羽が隣の空き地にやってきてさかんに「ツピィーツピィー」と鳴き交わしている。やがて一羽が虫らしいものをゲットしたらしく側の電線に乗り移って賞味している。雄雌ともに、首から腹にかけてネクタイを締めているように黒い帯が見えるのが四十雀の特徴だが、虫を食べていたのはそのネクタイ模様が太かったので雄なんだろう。

そういえば、大和川にも鴨の仲間がやってくるころだ。散歩するにもこの季節にはこの季節の楽しみ方がある。これからの半年を彩ってくれるものたちに感謝。

四十雀は留鳥で、本によれば子育ての時期をもって「夏」とするものもあるが、ここでは「秋」としておきたい。