炭酸泉浴すがごとき挿穂かな
イタリアンパセリが美味いことを知った。
昨年プランターにトマトのコンパニオン植物として植えたのがよく成らなくて放置していたが、それが今年立派な株となって復活し新鮮な若葉を茂らせている。
ハーブの一種だからとスパゲッティに盛ってくれたが、これが意外に美味いのだ。
昨今は若い人を中心にパクチーなるものが人気だが、これは家人も嫌う匂いでまだ口にしたことがない。ところが、このパセリは名前の通り、イタリアン料理によく似合う風味なのである。バジルほどは癖が強くなく、かと言ってしっかりハーブとしてのテイストは失っていない。
種でも蒔こうかなと思案していたら挿し木でも増えることを知って、さっそくペットボトルの空き瓶に挿してみた。もう数日は経つのだがなかなか発根はしないようである。ただ、毎日水を交換しているのだがその都度ボトル内にはまるで炭酸水でもあるようにおびただしく水泡がついていて、挿し穂にもびっしりと泡が囲んでいるのである。
これをどう考えるかはわからない。単に水道水の何かが日光に反応しているにすぎないかもしれないし、もしかしたらパセリが光合成によって水道水と何らかの反応をおこしたのかもしれない。
どちらにしても一体いつになったら発根するのだろうか。