視覚的に

こきざみに早苗ふるはす夕の風

植えたばかりの田に爽やかな風が通り抜ける。

日中あれほど暑かったのが嘘のように涼しい。小さな苗が風にふるえ、水田の面もさざなみだって視覚的にも涼しい。
当面今日が暑さのピークだそうで暑さは一段落しそうだが、30度を超す真夏日が常態化するのはもう仕方がないのだろうか。
気温の高さはあきらめるとしても、やがて湿度をともなった太平洋高気圧が張り出してくる期間の長さを思うと気分が重くなる。

田植え日和

牽引車畔に乗り上げ苗運

早苗の傍題は数多くあるが、今では機械化されて目にする機会がめっきり減ったものがある。

苗代では田植機に直接のせられる育苗箱ごと生育してるので、苗運と言ってもそれを小型耕運機に牽引させればいいだけで苗運自体の趣もずいぶん薄れているような気がする。
菜園のすぐ上の田もいよいよ水が張り直されて、後は田植えを待つばかりである。ここ数日天気がよさそうなので数日中には代田が植田に変わっているはずである。