目に見える悲鳴

池涸るや土に還れぬもの鈍き

梅雨時に放水されたまま水量が増えぬ池。

底が顕わになって、さまざまな無機物が無様な姿を晒している。
空き缶や空き瓶などには驚かないが、さすがにスコップとなると首をかしげてしまう。池の修理のときにでも置き忘れられたものだろうか。
いずれも、鈍い色の光りを返している。
大和川は先月の台風の影響で、わんさとポリ袋にからまれた葦がこれまた無惨である。雨と同様、盆地中のポリ袋というポリ袋のゴミがここ大和川に寄せられているのだ。それにしてもプラごみが多すぎる。自然環境が悲鳴を上げている。