いたずら盛り

犬猫の寿命伸ぶ世や漱石忌

12月9日は漱石の忌日。

お札の顔にもなった立派な風貌だが、持病の胃病には悩んでいたというのは有名である。
当地奈良であの子規の柿の句が生まれたのも、友人漱石から借りた旅費10円があったからだ。
子規は人をものにたとえて呼ぶ癖があり、柿は漱石を意味する暗号コードだとも。あの有名な句は漱石への挨拶句というわけだ。
我輩君は終生名前のないまま不慮の死をとげるが、わが家の猫どもはそろって立派な和名の名をもらっていまのところ病気知らずである。
9月に迷い込んできた虎君も2キロ近くまで大きくなって、いたずら盛りの10歳の少年というところだろうか。