ピークを避ける

唐黍の髭ちりぢりに揺らぐなし

丈は不揃いだがどれも熟しはじめたようだ。

それぞれ髭が焦げはじめてきて受粉もうまくいっているのが証拠である。
あとは太るのを待つばかり。
玉蜀黍というのは虫にやられることが多く、とくに無農薬で無事に収穫までこぎ着けるのはむずかしい作物である。
蛾の一種が天辺の穂に卵を産みつけ、幼虫がそこから茎の中を食い破って柔らかい実まで食い荒らすからである。
そこで、今年はその蛾の活動期のピークを外して種を蒔いてみた。播種の前倒しと後倒しである。おかげで今年は二回植え付けすることができて楽しみが倍加したことになる。
油断はできないが二回目の玉蜀黍は順調のようである。