盆地の稔り

おとうとの手から兄への稲掛くる

一家総出の稲刈り。

爺ちゃんや父ちゃん、小父さんたちが刈ったのを、幼い兄弟が稲架掛けの手伝いをしている。
小さな田んぼなので、自給の分だけを耕作していることが分かる。聞けば、こちらは餅米、あちらは白米だと言う。
休日をフルに使っての稲刈り風景だった。

今日通りがかった平群の稲刈りはまだのようだった。
一列だけ稲架を見かけたが、田の縁が三条ほど刈りとられた跡があったので、冬越しの藁を取るためのものかもしれない。
どうやら、この週末頃が盆地の刈り入れになるみたいだ。