握りしめた苺

幼子の摘みし苺の熟さざる

菜園で苺を摘む子らの生き生きとしていること。

ただ両手にあるのは青い部分が残る粒で、形も不揃いだった。
それでも「おいしい」といって頬張っている。

子供たちにとっては、親子農園で一緒に育てた苺というのは店頭に並ぶものとは別種のものだと思っているに違いない。