いびつなる形も愛でて苺摘む
苺栽培が初めてうまくいったようである。
これまで何度かプランターで挑戦したのだが、どれも虫、とりわけなめくじに食われてろくに育たなかったのである。
運良く畑では虫の害もなく、すくすく育ってくれて今月何回か収穫することに成功した。意外に甘くて、しかもどれも粒が大きくわれながらよくできたと思う。
苺苗というのは意外に高くて今年は数多くというわけにはいかなかったが、さいわい苺というのは実が終わるとクローンの株を多く産むのでこれを来年の苗に当てることができる。今年の成功体験に味をしめて来年は洗面器三杯分の収穫をもくろんでいるのだがさて。
苺は種から作るのではなくクローンからしかできない、素人は。種はあのぶつぶつ一個だけど、各県の農業試験場秘伝の交配だから同じような株は再現できないのである。