投稿日: 2012年11月17日2012年11月17日 カテゴリ:冬 季語:落ち葉柿葺 金堂の葺屋根に敷く落ち葉かな 葺き屋根のお堂に降り積む紅葉かな 室生寺のお堂の屋根は柿葺、檜皮葺のいわゆる板葺きである。 板葺きの屋根というのは時間の経過とともに黒くなずんでくるので、もみじの葉などが落ちると赤と黒のコントラストはいうまでもなく鮮やかでカメラマンなら狙いたい絵である。今回の室生行はやや時期が遅かったので期待した絵は見られなかったが、頭の中では今なお30年前もみじの葉が金堂の屋根に散り敷いた光景が浮かぶのである。 共有:シェアTweet