揺籃

揺りかごの写真便りや落とし文

「落とし文」。なんという粋で甘美な響きだろう。

これについては最近知人からホットな写真を送ってもらって初めて知ったのであるが、wikiによると初夏とあるが、むしろ歳時記にも今頃の時分に記載されており、立派な盛夏の季語。
これはゾウムシの仲間とされる虫の仕業で、卵を葉っぱでくるみそれを「揺籃」と呼び葉などにぶら下げておいたり道ばたに落としたりして、卵から孵った幼虫がそれを食べながら成長できる仕組みらしい。ユニークな姿といい、ユニークな行動といい虫の世界もなかなかに奥行きの深いものがある。

写真を勝手に掲載するわけにはいかないので、興味をもたれた方は検索してみてください。