養殖池廃れて永し蒲の生ゆ
金魚養殖も後継者不足に悩んでいるのだろうか。
ところどころ養殖池が空になっていて、わずか残った水に大きなおたまじゃくしがいっぱい泳いでいたりする光景なども見られる。さらに進むと、養殖池自体がもはや養殖池とは思えないほどただの沼地になって蒲が茂っていたりする。このまま放置すると周りの池まで浸食されそうで、荒廃がさらに進むのではないだろうかと人ごとながら心配してしまう。
大和郡山にとって金魚は江戸時代から綿々と守られてきた特産だけに、じり貧に追い込まれる前に何か手を打つべきではないかと思うのだが、そんな心配も杞憂に終わればいいけど。