幽玄

青い目も芝生の席や薪能

今日、明日と南都春日・興福寺で薪御能(たきぎおのう)が行われている。

薪御能とは興福寺の宗教行事が猿楽に結びつき、室町時代に世阿弥により能として芸術域にまで高められた歴史をもつ野外能である。
いわば元祖薪能なのだそうだ。
今年は金堂再建中なので登大路に面した奈良公園内で行われている。
席はなかなかとれないそうで、ニュースでみるばかりであるが。
興福寺の薪御能についてのホームページです。

能の四流観世、宝生、金春、金剛のルーツも奈良県だそうである。
そういえば、平野を走っているとき、ここは観世流発祥の地と書かれた看板があって、能というのは京都由来のものだとばかり思っていたので驚いたことがあった。