ギシギシ

収用地変はりはてたり花薺

完成は5月だという。

昨夏は向日葵畑だったところがシニア用公園になるそうだ。
地ならしが終わり少しずつ姿を現してきたが、まだ基礎部分を固めている段階でどんな施設が出来るのか楽しみではある。
斜面にはもう薺が咲いたというか、すでに花がバチになって三味線草の名に負けないものもある。下萌えの時期にはちと早いのだが、ホトケノザ、ハコベなどはもう顔を出し始めている。
すかんぽ、ギシギシの芽も出始めて、野にはもう春が動き出している。

今のうちに

主役まだ咲かぬ花壇の花薺

チューリップ花壇の畝間にびっしりと三味線草が咲いている。

三味線草

すでにかなり上の方まで咲き登っていて、下部にはお約束のバチもバッチリとつけている。
チューリップの球根はすでに芽が出ているので、間もなく引かれてしまう運命だが、いまのうちにとばかり旺盛な命である。

とは言え、シルバーセンターから派遣された人たちが、雑草が目立ち始めた広い公園の花壇を順番に草引きしているのであと数日の命であるに違いない。

衛兵

衛るともなく周濠の花なずな

いつの間に咲いていたのだろう。

早いものではもう三味線のバチの形をしている。ペンペン草である。
今まで何度も來ているのに、目の前の全長200メートルを超える巨大な前方後円墳とそれをめぐらす大きな濠に目をとられていて、足もとのほんに小さななずなには気がつかなったのである。