高原の合宿

合宿に西瓜三個の差し入らる
合宿の西瓜三個のまたたく間

夏休みは部活の合宿が盛んに行われる。

冬のスキー場として有名な菅平も学生合宿のメッカ。昼間たっぷり汗をかいたあとの食べっぷりも見事だが、OBなどから差し入れられた西瓜もまたたくまに平らげたりして、若さがはちきれるばかりである。

ここで、学生の遊び人数人がゴルフしていて間近に雷が落ちたけど命拾いした奴が、今でもしぶとく九州で社長やってるのがいる。

ごろ寝

勝手口塞ぐばかりに西瓜寝る

水不足でかなり深刻な畑。

収穫を間近にした西瓜や真桑もみな半分以上枯れかかった株となってしまって、これ以上の生育は望めないかも知れないので、成熟にはいくらか足りないかもしれないがいくらかはましそうな西瓜を一個収穫してきた。結実後40日なのであと5日ほどは欲しいところなのだが。

大玉で収穫後2,3日は寝かせなさいとものの本には書いてあるので、とりあえず勝手口においてあるのだが。

西瓜の名産地

食すより種採る西瓜の名産地

関東では三浦の西瓜が有名だが、大和西瓜は本家本元である。

というか、「であった」というほうが正しい。子供心にも西瓜は奈良の特産ということは知っていたが、当地に来てみると実際には果物としては葡萄や梨農家の方が圧倒的に多く、西瓜は実よりも種栽培としてDNAを継承しており全国産の8割ほどが奈良の種だそうらしい。
その種採りは今が佳境でこの秋には全国へ出荷される。

追)「西瓜」は秋の季語だったんですね。まだまだ歳時記の読み込みが足りないです。

冷やす

深井戸に腕白あつまる西瓜かな


かつて夏の井戸というのは天然冷蔵庫であった。

あの暗い底にトマトや甜瓜、西瓜を投げ込み冷たい井戸水で冷やすのだ。
西瓜が放り込まれると、西瓜などは滅多に食えるものではなかったので、今か今かと気をもみながら何度ものぞき込んだものだ。
子供の頃の記憶をたどると水面にぷかぷかと浮かんでいる赤や黄、緑の色が鮮やかに浮かび上がってくる。

暑い日が続くので今日、マイファームの西瓜を試しに収穫してみた。
というのは受粉後毎日の最高気温の累積が1、000度になったら食べ頃らしいのだ。雨の日もあるので平均25度としても40日後収穫してよい計算になる。
直径は30センチに満たないが重さ8.8キロの堂々たるもの。
理由はよく分からぬが、ものの本によると2,3日寝かせてから食するものらしい。

味の方はまたあらためて報告することとします。