雛衣の色褪せしける旧家かな
古代雛ともなると日焼けし色褪せもしてくる。
それでも、何代にもわたって受け継がれてきた家の歴史を誇るように、毎年毎年雛を飾るのである。武家であったろう家には雛の間に鎧兜も、刀や槍、長刀などもあろうし、商家には商いの品々もあろう。
何百年と続いた城下町に住む人たち自身も、あらためて我が町の歴史に思いをいたし我が町を愛しむのだ。
色褪せたりといえど、雛の衣は折目正しく緊張を保っているのである。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
雛衣の色褪せしける旧家かな
古代雛ともなると日焼けし色褪せもしてくる。
それでも、何代にもわたって受け継がれてきた家の歴史を誇るように、毎年毎年雛を飾るのである。武家であったろう家には雛の間に鎧兜も、刀や槍、長刀などもあろうし、商家には商いの品々もあろう。
何百年と続いた城下町に住む人たち自身も、あらためて我が町の歴史に思いをいたし我が町を愛しむのだ。
色褪せたりといえど、雛の衣は折目正しく緊張を保っているのである。