やれやれ

霜除や樹下の皐の凍てかねて

ついこの間までは蝶が飛んでいた。

なかには虫除けの網に囚われの身となったものもあったのだが、そんな間抜けももう見られない。
虫が消えても菜園では虫除けの網がそのまま防寒、霜除けとしてなるらしくだれも解くものはいない。むしろその上に不織布をかぶせて強化さえしている人も。
ひるがえって、そういう面倒なことは苦手なので防寒しなければならないものは手がけないことにしている。たとえば寒の菠薐草など。
今日も見廻りにいったらでかいキャベツと大根をいただいた。毎日のように大根を食べているのだが、老夫婦も最近はたくさん食べられなくなって嬉しいやら大変やら。しかも野菜高騰のときもあったが、いまは逆におどろくほど安くなっているとか。やれやれ。

しっぺ返し

霜除にのぞく棘あるレモンかな

早めの冬仕度。

5度を切るような朝が続いており、まずは低温に弱いレモンの保護から。ほんとうは冬の間は部屋に入れたいのだけど、猫どもがいたずらするから。
霜除けネットですっかり囲んでしまうわけだが、レモンというのは太い棘を持っていて、これを始末しておかないと手入れや収穫のときに思わない仕返しを受けることになる。