満喫

青鞜や此処に野の花彼処にも

散歩コースをちょっと離れて一人吟行。

ナズナ、ホトケノザ、タンポポ、ハコベ、姫踊り子草、カラスノエンドウ、レンゲ、スミレなどが田んぼ、畦道にびっしり。写真をアップしようとしたら久しぶりに持ち出したカメラの設定が悪かったようでうまくいかない。
寄り道ついでにとふだん人が出入りしない溜池へのどんづまりまでいったらお宝を発見した。土筆の宝庫である。だれも手をつけないとみえて、堤の両側にそのままスギナになりかけた土筆が一面に生えている。来年は家人をさそって土筆摘みを楽しめそうである。
そのため池に目をやらずとも見えるのは鴨一羽、金黒羽白という渡り鳥が残っていていったいどうしたのか。仲間はもう北へ帰ったのではないか。もしかして帰る体力の残されてないのかもしれないと思った。
燕が水面にタッチアンドゴーを繰り返している。
今日の午後は田舎の自然のなかでいい空気をすうことができた。

選外句

ひさに踏む青きに脚の応へけり

句会再開。

幹事でなければ当然欠席なんだが。
ふたたび鎌首をもたげてきた感染カーブが気がかりだが、まずは様子見ということで。
スペースをあけて椅子を用意してもらったところ、いつもの七分くらいの参加者でまずは見込みどおりで定員ギリギリ状態で安堵した。
掲句は選にもれたものだが自分では気に入っていたもの。
七句中二句は入選したのは上出来かもしれない。