人は避けて通る

公園の目抜き通りのえごの花
えごの花邪険にくぐる男かな
えごの花触れては傘の通り行く
象舎立つアジアゾーンのえごの花
引き寄せて妻の鼻先えごの花

枝ぶりがよく、四方によく広がる。

アカシアのように高く咲くのではなく、低く垂れるようにぶらさがるので下手すれば顔の部分に来ることが多い。だから、通りといっても、比較的広いスペースを要するところがある。木の下は歩けないからだ。
この木をシンボルツリーにしている公園は、その一画をえごの木通りと呼んでいる。
秋になり実がなると鳥がせっせとすみかまで運ぶ姿は愛らしい。