正月の胃袋

茶粥には七草粥も勝てぬなり

今日は珍しく家人と連れだって散歩に出た。

正月のあいだ不足した青物を求めに途中スーパーに立ち寄ったのだが、七種粥パックを横目に少々疲れた胃のために今日の夕食は茶がゆと決まった。熊野育ちの両親に生まれた者は毎日茶粥でも飽きがこないのである。

“正月の胃袋” への7件の返信

  1. 茶粥大好きです。
    たまに食べたくなりますがほうじ茶を常備していないのでもう随分と口にしていません。

    冷奴、マグロフレークなんかをお供によく食べたのが懐かしいです。

    1. 今はね、茶を包む紙パックを売ってるので茶袋という面倒なのは要らなくなったのでぜひ作ってみてください。それにしても、熊野の茶粥というのはちゃんと孫にも受け継がれているんだね。嬉しくなるよ。

      1. 茶がゆの名前だけは知っていましたが食べたことがないので検索してみました。
        奈良、和歌山、三重(熊野、伊賀地方)では昔から「おかいさん」の名前で食されていたようですね。
        中勢地方では茶がゆの習慣はなかったみたいです。
        作り方もあったので今度試してみます。

  2. いいですね!七草粥でなく伝統のある茶粥ですか。
    関東や広島でも茶粥を食べたことはありませんが、おいしそうですね。
    お粥は、子供の頃病気で寝込んだときに、よく母親に作ってもらった記憶があります。
    最近はお粥を食べる機会がありませんが、日本橋人形町に勤めていたころ、お昼に和食屋(夜は料亭)で食べたお粥はおしかったですね。具を4種類から選び注文すると、4人分を一つの大きな土鍋に入れて出してくれるので、各自は自分のお茶碗によそって食べるのですが、出来たてで熱くてフウフウいいながら食べたことを思い出しました。また、食べたくなりましたね。

    1. だいたいが山が多くて米があまりとれない地域の食べ物です。というのは、茶粥というのはみなさんがイメージするどろどろのお粥でなくて、米の割合が少ない、まるでお茶の中に米粒が浮かんでるという感じのしゃぶしゃぶのお粥だからです。
      これにさつもいもやら里芋、餅(ただし単品で)などを加えて腹持ちをよくすることもあります。熱々の釜で炊くので冷や飯の残りを加えて食べやすいように冷ましながらボリュームを確保したりします。
      残ったのを再度温めて食べたりもしますが、このときはかなりどろどろ感があってまた別の味が味わえます。
      昔は熱いまま流し込むので、紀伊半島南部は胃がん発症率の高い地域でもありました。
      この季節は尾鷲の丸干しサンマを囓りながら茶粥をすするのが最高です。

  3. へぇ~、茶粥って知りませんでした。懐かしいことでしょう。
    七草粥も正月で疲れた胃を休めるためもあったのでしょうね。
    昔からの伝統、大事にしたいものです。

    1. 胃もたれがするというとよくお世話になります。前のコメントにも書いた尾鷲のサンマ丸干しが今年は不漁でいいのが届かないのがちょっとさびしいところです。(いつも熊野から電話で取り寄せています)

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