カリヨンの帰宅うながす冬野かな
公園もクリスマスの準備に追われていた。
立派なツリーに光り物をいっぱい吊るし、花壇にはトナカイの張り子を配置したり、木々には電飾のランプをつけたり、準備着々と進んでいるようだ。
週末の今夜当たりからスタートするのかもしれないが、こんなひなびた公園のライトアップを見に来る人がいるのかどうか、ちょっと疑問だが、これもまた県の事業なので事業効果はお構いなしなんだろう。
二三年前に通りかかったが、当たりは真っ暗で夜が底冷えするような内陸で、とくに人で賑わっているようでもなかった。
公園の一画にカリヨンの丘と称して、正時に同様が流れる仕組みだが、音色は北風にきれぎれで明瞭には聞こえなかったが、午後三時のメロディは「故郷の空」のようだった。これから一気に日が落ちていくとともに、気温もぐんぐん下がる時間帯を迎え、帰宅をうながされているように聞こえてくるのだった。
今日あたりからクリスマスのイルミネーションが始まっているようだ。
年々都会の中心では豪華になっているようである。
寒さが厳しくなってきたので暖色の明るい色がいいかも知れない。
伐採した坊主の栴檀の木にも電飾を飾り付けて少しばかり華やかさを出してみたい。
わが家は人や犬が前を通りかかると玄関灯がともるくらい(笑)
庭の木もほとんど落葉樹なので、冬らしい景を楽しんでます。