無人販売

二百円置いて持ち去る苺かな

昨日のコメントに書いたように、「飛鳥ルビー」は大和ブランドの苺だ。
大粒で、大変甘いのが特長。

飛鳥自転車コース沿い、橘寺近くのビニールハウス前を通りかかったときぷーんと甘い香りに思わず立ち止まった。苺狩りもできるのだが、無造作に並べられたパックにいかにも甘そうな苺が入って200円の掲示が。
旬の季節が終わったので大粒でもなく、形も不揃いだがそんなことはどうでもいい。とにかくこの甘い香りが買って帰れと言っている。
探したのだが店番は誰も居ない。どうしたものかと思案したが、よく見ると「お金」と書かれたコイン投入口が作ってある。あいにく百円玉の持ち合わせがないので、失礼して箱を開けるとどうだ。かなりの数の百円玉が貯まっている。
その中から500円玉と引き換えにおつり分をいただいて、苺1パックをリュックの一番上に入れて帰路についた。

注)「持ち去る」というのはどうかと思う表現だが、もともと「立ち去る」が先に浮かんだがそうするとまるまる「田一枚」の句のコピーになるので。

“無人販売” への4件の返信

  1. 飛鳥の苺ですか。その辺り地名が著名だからブランドとして育成するには有利ですよね。農作地帯でしょうし、色々な飛鳥ブランドが出てきたら楽しいでしょうね。

      二百円 置いて持ち去る 苺かな
              vs
      田一枚 植ゑて立ち去る 柳かな

    確かによく似てますねぇ。でも面白い。遊行柳はもチョット後ですね。。

  2. 「飛鳥ルビー」名前からして香り高く美味しそうじゃありませんか。
    当地では見かけませんがイチゴに目の無い私、味わってみたいです。
    大和、飛鳥なんてったってネームバリューありますよね。

    「遊行柳」まで読んでいたおかげで「田一枚」、何ですか?と聞かずに済みました。

    田植えが終わり田舎の田園風景は、ぐんぐん成長する早苗と収穫前の麦。
    緑と黄色のコントラストがパッチワークのようでとても美しいです。

          麦の秋 ゴッホの色に 輝けり

    1. 最近「飛鳥ルビー」を改良した「古都(みやこ)なんたら」(正しい名前を忘れました)という新種を試食することができました。これも飛鳥ルビーの特質を受け継いで大粒で極甘。やがて正式登録されて市場に出回ると思われます。大いに奈良を宣伝できればいいと願ってます。
      斑鳩町の葡萄農家のかたとお話ししましたが、シルクロード終着点としてそれに因んだ品種開拓やマーケティングしたら斑鳩ブランドがうまく活かせるのにと悔しがっておられました。
      (大きな声で言えませんが、活かせる資産が山ほどあるのに、奈良県のお役人さんたちはあんまり進歩的とは言えないようです)

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