青柳のぬた

山村の畠託され新茶かな

今は大潮の時期で、津の海岸まで汐干狩りに行った。

同級生E君のおさそいで、W君も加わり2時間ほどたっぷり波打ち際でバカ貝と地元で通称ドンビと称するしおふき貝をバケツ一杯ほどの収穫。
ほかに馬刀貝10本ほど、赤貝1個。

別れ際にW君から美杉町の畠で育てた新茶を手みやげにいただく。
奥さんの実家の畠をひきついで3年、ようやく計画的に茶の栽培ができるようになったと言う。
帰宅後さっそく封を切りその香りを楽しんだあと、丁寧に淹れて一服したことは言うまでもない。

足裏でさぐる感覚汐干かな

さてかつては見向きもしなかったドンビだが、その料理法とは。
E君の家で昼食をごちそうになったあと、貝処理の実践手ほどきを受ける。
貝の砂抜き方法 – 津市観光協会

馬刀貝はバター炒め、バカ貝の一部はぬたでいただき残りは佃煮。ドンビは全部佃煮。
寿司屋では青柳というネタはめったに食わないのだが、ぬたの青柳は弾力性がある歯ごたえですこぶる美味だった。

“青柳のぬた” への6件の返信

  1. ほ~っ、行かれましたか、故郷の海へ。

    バカ貝は知ってますがドンビは初耳です。
    バカは私一人で十分なので取るなと言われています。
    青柳と言えば格が上がりますよね。そうですか、美味しかったですか?
    今度指示通りの方法で砂抜きして試してみたいです。
    ところで、アサリの収穫は?

    美杉のお茶は昔から美味しいです。懐かしいですね。
    母の故郷が美杉で以前はよくいただいておりました。
    作家の宮尾登美子さんも美杉のお茶らしいですよ。

    故郷の海の幸、山の幸が味わえてよかったですね。

    1. アサリは1個だけ拾いました。殻は大きかったのに身が痩せていて。

      美杉の茶も伊勢茶に入るのでしょうか?
      W君の話では売り物にするには肥料と消毒が欠かせなくて限界があり、茶農家の苦労も大変なものがあるそうです。
      日本の農、本当に大丈夫なの?

  2. 懐かしい便りありがとうございます。
    津市観光協会のHP見せてもらいました。津の海、変わってないですね。よかったです。

    ① ♪~ 贄崎に来て沖を見る かの島山に泳ぎゆき~~

    ②小学校の時、校歌の代わりにこんな歌うたってた(うろ憶えですが)
       ♪~ 伊勢の海から昇る陽を 身体いっぱい浴びながら
          ニッポン晴れの青空に 日毎すくすく伸びてゆく
          双葉の命 たたえよう
        (これは津の小学校共通の歌だったのかなあ)

    ③バカ貝とかドンビとかは砂が多くて食べられないからって捨ててましたね。
      砂抜きして食べられるならいいですね。津の名産にして佃煮売り出せばいいのにね。。

      

    1. キヨノリさん
      ②の歌、私も小学校の時よくうたっていましたよ。
      この歌、私は三重県歌と思っていましたがどうも違うようで他に三重県民歌はあるようです。
      青山氏がケニアから帰国されたとき私の中学時代の共通の恩師とお会いして確認しました。(この方が例の暗唱好きの教師)
      信濃には県歌があるのに三重には何故ないのですか?と聞いたような・・・

      私の当てにならない記憶では
          ニッポン晴れの大空に 日毎伸びゆく若人よ。
      懐かしい歌ですね。

      1. 運動会の時なんかによく歌ってましたよね。この歌ネットで検索しても出てきません。多分ネットを使っている年齢の人は歌ったことないんでしょうね。もし正確なところ分かったら教えてください。。

    2. 小学校は津でなかったのでこの歌は知りませんでした。

      バカとドンビは今度津に帰ったとき是非試してください。なかなかの味ですよ。
      次回はE君がシジミ取り作戦に連れて行ってくれることになっています。

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