毎年のクラス会

山茶花や恩師不在のクラス会

中学のクラス会に数年ぶりに出席した。

いつもなら十月に行われるのだが今年は山茶花の咲く頃となった。
恩師は御年九十四歳、健在ながらご主人の看護のため今年は欠席された。
先生は決して愚痴をこぼさぬ人だったが、担任のときにさんざん迷惑をおかけするクラスだったので、校長や教頭先生にいつも小言を言われていたんだろうなと言う話で盛り上がる。
すでに鬼籍に入ったもの二名に聞こえるように当時の思い出を語るもの、奥さんを数年前に亡くし本人も原因不明の病気で精密検査を受けるというもの、膝や腰が悪くて座椅子にすわるもの、大病からカムバックしたもの、普段は孫のお守りで忙しく参加できなかったもの、法事で欠席すると言うメッセージを送ってくれたもの、などいろいろな人生、暮らしぶりの披露。
毎年顔ぶれは同じようなメンバーだが、たまに珍しい人が参加してアクセントになったり。

冬の日は短く瞬く間に三時間がすぎて、来年を約しての散会となった。

“毎年のクラス会” への4件の返信

  1. 94歳でご健在とはすごいですね。
    しかもご主人のお世話をなさっていると言うのもご立派です。
    多感な中学生時代、この頃に手がかかった子どもというのは教師にとって生涯忘れ得ぬ存在だと思います。
    手がかかった子ほど可愛いといいますもの・・・
    時間の経つのも忘れてしまうのがクラス会ですね。

    1. 4年ぶりくらいだったので是非お会いしたかったのですが残念でした。全校のワル(と言っても今風のワルじゃないですけど)すべてを集めたといっていいクラスだったので大変だったと思います。男の先生なら逆に保たなかったかも。
      びしっと決めるところをわきまえておられる先生だったので、我々も顔色を見ながら賑やかなクラスを楽しんでました。いい思い出です。

  2. いいクラス会でしたね。みなさん中学時代にタイムスリップしたことでしょう。
    40会も例年通りの予定で楽しみです。今年は九州へ修学旅行に行ってからちょうど50年なのでそんなことも話題にしたいと思っています。

    1. もう半世紀ですか。言葉にしてみると、気の遠くなるような時間ですね。
      参加者のみなさんの感慨も深いことでしょう。いい会になるように祈ってます。

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