柿畑の主

色鳥の尾羽を金茶に打ちふれり
尾羽打てる鳥のしばしに柿の畑

法隆寺にはなくても、斑鳩の里にはある。

柿畑である。法隆寺の後背部にあたる、法輪寺や法起寺の辺りはまさに里といっていい風情が残されていて、果物の産地でもある。大小のため池の周りには葡萄、無花果、柿の畑が点々と広がっていて、今は柿の木に真っ赤に熟れた実が鈴なりである。
遊歩道も整備されているのでその周りを歩いていると、「カタッカタッ」という音が響き渡ってきた。その主は柿の木のてっぺんにいるジョウビタキの雄で、しきりに尾を打ち鳴らしているのだった。ジョウビタキというのはいろんな鳴き声を聞かせてくれる鳥なのだが、その日はただ尾を打ち鳴らすのみ。何のための行動かは分からないが時々に響く音にしばらく耳を傾けた。

4 Replies to “柿畑の主”

  1. この鳥もよく見かけます。私の散歩コースでは時々で常時というほどではありませんが。
    モズとともに里に相応しい鳥だと思います。

  2. 我が家の近くにも柿を植えているおうちが多く、今たわわに実っています。
    毎日小鳥がいっぱい来ていて賑やかに囀りながら実をつついています。
    まだカラスは来ていないようです。
    立冬が過ぎ木々も少しずつ色付き始めました。
    欅の色の変化が美しいです。

    1. 欅の紅葉って意外にいいものですね。こんな見事な年というのはそんなにありませんので毎日楽しめます。今は、学校の校庭など欅のほか、楓、桜、の紅葉が見事です。銀杏も色づき始めましたし。

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