ゑのころの悲哀

ダンプカー積み荷にのぞくゑのころ草
ゑのころの尾をこぼしゆくダンプカー

近所の田んぼをつぶして道路を造るそうな。

何でも、昔からある在の道路が狭くてまさかのときに救急車や消防車が通れないから、新しくアプローチする道路だそうだ。
開発の場所は団地に接したエリアになるので、ここんところダンプがひっきりなしに土砂をどこかへ運んでは戻ってくる。
元田んぼと言っても、ここ数年は貸し農地となっていたところも多く、去年から貸し農地も休業となっていたので、今では雑草まみれの原っぱである。
信貴山のほうへ向かってゆくから、大阪との県境の山中にでも廃棄するのだろうと思われるが、土砂を目一杯摘んだダンプカーがうんうん言いながら坂を登ってゆく。荷台の乾いた土には、草の根っこなどものぞいていて、カーブで発進するときなどに土とともに一緒にパラパラこぼしもしたりして。
最近は、登校も下校も集団だから、道端の猫じゃらしもなかなか遊んでもらえる機会が少ない。
まして、今年の旱天で成長もよくなくて、なかなか見事な尻尾にまでは育たないようで、ちょっと可哀想でもある。

“ゑのころの悲哀” への3件の返信

  1. 伊吹山では猫じゃらしならぬ秋を告げるサラシナショウマが見ごろだそうです。
    数年前に伊吹山山頂で見た風に揺れる白い花が印象的でした。
    巨大な猫じゃらしを想像してもらえばいいかな?・・・

  2. ウェブで見ました。
    虎の尾みたいな花(穂?)ですね。高原に靡いているさまを想像すると、夕日に光る姿になります。

  3. 伊吹山にはサラシナショウマより少し小ぶりですが伊吹虎の尾も咲いていましたよ。

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