遠山に日当たりて

夕ざるる生駒の裏に秋深し

奈良県側の生駒の頂には、日が沈むまで秋の日差しが当たる。

麓はすっかり暮れていよいよ秋の深まりを実感するのだが、そのコントラストの妙にいつも惹かれるものがある。
これから遠目にも平群谷をつつむ山々が色づいてきて、装いはピークを迎える。
ついこの間までの暑さはどこへやら、短い秋を惜しむのである。

“遠山に日当たりて” への2件の返信

  1. 陽が落ちるのが早くなりました。

    ニュースでは盛んに季節外れの桜が咲いた・・・
    今年は自然界にいろんな異変が起きました。
    この先、何事もなく穏やかに秋の装いを楽しませてほしいものです。

    1. 「狂い咲き」も季語のひとつですが、例外だから味わうべき趣があるのであって、これがしょっちゅうでは最早「異変」ですよね。
      逆に、いつもならもう咲いていいはずの十月桜がまだのようです。

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