当たり外れ

思はざるフォークで西瓜掬ふとは

西瓜はがぶりかぶりつくもの。

そして種をぺっぺと吐き出すもの。
それが、いつしか専用の先割れスプーンで種を掻きだし肉を削って食う。しまいにはメロンのように刻んでフォークで食うとは。
プランターの小玉西瓜がめずらしくうまくできて、早速試食した。
皮近くまで熟して意外に甘いが、市販の西瓜ではここまで多くないだろうというレベルの種がぎっしり。こうでなくちゃと種を舌の上で餞別して吐き出した。

メロンは気温26、7度くらい、西瓜は30度を超えて好まれるという。
30度にまであがると体は糖度より水分を要求するらしい。
原産地のアフリカでは何の味もないものだったが、明治以降改良された品種が渡ってくるようになって今のような甘さが加わったと新聞で知ったばかり。
おかげで今では甘さに当たり外れのない西瓜がいただけるというわけだ。

“当たり外れ” への2件の返信

  1. 朝から台風の影響で風交じりの雨が続く。

    世界のいろんな国で西瓜を食べてきたがどこよりも日本の西瓜が一番おいしく甘い。
    そして日本食ほどおいしいものはないと再認識させられた。
    台湾の満漢席やその他豪華なグルメも和食には及ばない。
    何しろ飽きの来ないのが一番・・・

    1. 伝播の一番遅い極東ならではの恵み。
      改良された西瓜、さまざまな形のものが店先に並んでます。さあ、これから西瓜食うぞ。

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