草の絮震へる風の立ちにけり
今にもわが家の庭に飛んできそうな雑草の絮。
お隣の空き地に今日は草刈り機が入って、早くも夕方には香ばしい干し草の香りが漂っている。
草の勢いが鈍ってくる時期なので、今年はもう草は大して伸びてこないだろう。
今日は彼岸の中日。だんだん枯れの冬へ向かう折り返し点みたいなものであろう。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
草の絮震へる風の立ちにけり
今にもわが家の庭に飛んできそうな雑草の絮。
お隣の空き地に今日は草刈り機が入って、早くも夕方には香ばしい干し草の香りが漂っている。
草の勢いが鈍ってくる時期なので、今年はもう草は大して伸びてこないだろう。
今日は彼岸の中日。だんだん枯れの冬へ向かう折り返し点みたいなものであろう。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは本当によく言ったものだと実感しています。
早春の勢いが増していく時期に比べ物、みな枯れゆく折り返し点。
堤防の草刈りも真っ最中です。
人間にとっての折り返し点はどのくらいでしょうかね?
もう我々はとっくに過ぎて急下降路線に入っているかもね。
日暮れてからの人生のほうが楽しいと言います。世俗のあれこれのストレスから開放されて、自分の時間を自分のためにつかえる贅沢は最高。
草の絮震へる風の立ちにけり
季節を先取りした、それでいて季節感溢れる、好い句ですねぇ。
絮と言えば、北京に七春秋過ごした身からすれば、柳絮がすぐに頭に浮かびますが、これは春。草の絮と言うのは秋ですね。草とつなぐだけで枯れたイメージが湧くものなんですね。
この時期よく見ると雑草にも絮がついていたり、種が充実してきています。風で飛ばされて子孫を残そうというものはまだよしとして、動物、とくに人間の衣服について遠く飛ばそうという魂胆のあるやつは厄介なものです。
とくに最近は「盗人萩」、名前からして厄介そうなやつですが、こいつの三角形をした平べったい種は払ったくらいでは落ちず知らぬ間に玄関にまで連れてきているという。昔遊んだ「くっつき虫」のほうがよほどかわいかった。