国勢調査回収遅々と秋の暮
回収率が悪くて期間延長されたとか。
国勢調査は回答義務が課される基幹的統計調査で、各種政策などの基礎データとして活用されることになっている。
コロナの影響もあって、オンラインでも回答できるようになったが、それでも回答率は70%に満たないという。
国政選挙の投票だって五割もいけばいいほうだから、国勢調査がいくぶん上回っているとはいえ、国勢調査に対する国民の関心度の低下はやはり気になる。これも国民のお上に対する関心度合いが薄れてしまっているということだろうか。
民生委員のかたなどがいちいち調査用紙を配ったり、回収したりしているが、いつ訪問しても留守とか、いろいろな家庭があって苦労されているにちがいない。
オンラインで回答すれば五分とかからないのでたいした手間じゃないのだが、個人情報漏洩を気にする方も増えていることだし、ますますこういった調査は難しくなるにちがいない。
これまでは紙の調査用紙で回答していましたが9月末に初めてインターネットで回答したら本当にものの5分もかからずに終えた。
調査員の方もまことにご苦労なことだと察して余りある。
最後にアンケート調査があったの「思ったよりも簡単で早くできた」と回答しておいた。
確定申告もこんな感じでできるのならやってみる価値があるのかな?
今頃デジタル何とかというて、世界にみっともない姿をさらしている日本で、国勢調査は典型的なアナログの世界。
昔からちゃんとした背番号制度を設計して、あらゆる行政の基本にするべく取り組んでおれば、こんな無様な姿を晒さずに済んだものを。
そもそもあらゆる仕組みが有機的につながってないので、ぼろぼろ設計ミス、システム欠陥が顕わになって、マイナンバーカードだって信頼性がないから普及が進まない。
お粗末なプリペイカードシステムも然り。
まだまだ先進国に遅れをとるのは間違いなし。
加えてお粗末な半知性的政権。国民をどう導いてゆくのかさえ示さず、将来にどう希望をつなげると言うのか。