這い寄る

裏見せの初きちかうとなりにけり

庭の桔梗が一輪咲いた。

青紫が初々しい。
一度葉っぱが全部虫に食われたが、息を吹き返したようだ。
ただ残念ながらそっぽを向いている。外側に表を見せているのでこちらからは裏見になる。
梅雨明けはまだまだという感じだが、秋の気配がしずかに這い寄ってきている。

“這い寄る” への4件の返信

  1. もう桔梗ですか、早いですね。
    お隣さんのお庭には薄紫色のアガパンサスの花が咲いています。
    この花はギリシャ語でラブレターという花ことばだそうです。

  2. 「裏見せの初きちかうとなりにけり」
    「庭の桔梗が一輪咲いた」

    はじめ二行目に目が往き、ほだかさんも山頭火の様な自由句を
    作ることもあるんだ、と早合点しました。
    桔梗というのは、語感が鋭く、現物も妙に尖ってやっぱり鋭い、
    花名を聞くだけで背筋が伸びる、侍の様な花ですが、夏の花じゃ
    ないですねぇ。

    1. 秋の七草にアサガオがありますが、一説には今の桔梗だといいいます。最初裏から見たときはまさにアサガオかと見紛うほどでしたよ。
      このたび結社を退会しましたのでときには自由句でも詠みましょうか。

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