また遭う日まで

紐となり民家へ走る穴惑

大きな蚯蚓かと思った。

足もとを一本の紐のようなものが駆け抜けてゆく。蛇だと判断するのに一瞬の間があった。あっという間のできごとだからつぶさに見たわけではないが、色からしてシマヘビではなさそうだ。田から飛び出してきたことといい、薄茶っぽく40センチ程度とこの季節の大きさからすれば子供のヤマカガシかもしれない。
蛇を見るのは何年ぶりだろう。冬眠にはまだ早く、今年また会えるかもしれない。

“また遭う日まで” への4件の返信

  1. 穴惑(あなまどひ)初めて知りました。
    今頃の蛇って冬眠には早すぎるし珍しいですね。
    ヤマカガシって毒蛇ではなかったかしら?
    二度とあいたくないな~昔の古いうちにも青大将がいました。
    長年住みついていたのかと思うとぞっとしました。

    1. 天井を這うざらざらとした音。昔の農家には鼠も多かったので青大将は守り神だったのかもしれません。
      蛇を見たのは飛鳥の稲淵集落の石橋を見に行って以来。8年くらいになるかなあ。田舎なのに意外に見ないものですね。

  2. 紐となり民家へ走る穴惑

    最近、鶴見川沿いの土手道(サイクリング/ウオーキング専用道)で、蛇、亀をよく見ます。奇妙なことに蛇は以前より小さく細いの、亀はメチャ大きいの、です。恐らく、川沿いの河床が妙な手入れをせず、結構、為すがままにされているからだと思いますが、人間も「自然は自然のまま」と言う意識が広がり、生き物を弄らなくなった事が大きいと思います。
    でも「あなまどい」って、言い得て妙なる、素敵な形容ですねぇ。

    1. 蛇が小さいというのは妙ですねえ。鶴見川沿いは自然がゆたかでカワセミとか稀少な鳥も見かけます。
      いつだったか田園都市線鉄橋の下ではあやうく蝮を踏むところでした。

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