籾殻を焼く影遠き秋の暮
煙が真っ直ぐに昇ってゆく。
籾殻をいぶす煙のようだ。
住宅地に隣接しているので風向きには注意しているらしいが、今日の午前はほぼ無風。50メートルほど立ちのぼってはわずかに折れて消えてゆく。
そう言えば、農協支所へ行って籾殻や籾殻燻炭などをもらってこなくてはならない時期である。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
籾殻を焼く影遠き秋の暮
煙が真っ直ぐに昇ってゆく。
籾殻をいぶす煙のようだ。
住宅地に隣接しているので風向きには注意しているらしいが、今日の午前はほぼ無風。50メートルほど立ちのぼってはわずかに折れて消えてゆく。
そう言えば、農協支所へ行って籾殻や籾殻燻炭などをもらってこなくてはならない時期である。
近くのJAが隣地に建て替えられて規模が大きくなった。
金融だけではなくお米はじめ農産物が揃って便利になった。
精米機も新しくなったが今はスーパーで米所各地のいろんな銘柄を楽しむようになったので玄米を精米することもなくなった次第である。
籾殻はホームセンターでは少量のものしかなくて、菜園には不向きです。そこでJAの農家向けの営業所で大量の籾殻とか籾殻燻炭が得られるので重宝してます。
籾殻を焼く影遠き秋の暮
籾殻=momigara。好い響きですね。“京都・生まれ育ち”の都人(みやこびと)の私にとって(?)、籾殻は堆肥とか燃やすものより、贈答用に卵を箱詰めにした時の緩衝材として思い出されます。郊外に行くと、燃やされた籾殻がいつまでも燻り、細い煙が出たままで、飛び火しないかなぁと睨みながら通り過ぎものですが、今は、田畑でも、燃やすのはあばかれるようで、煙すら見なくなりました。
籾殻を燃やす時に出る、か細い煙を「影遠き」と詠まれていますが、とても好い句ですね。
籾殻はおがくずと違って湿気を寄せつけず詰め物に最適ですね。空気を保つ効果もあって土壌改良にもよく、重宝します。
籾殻焼はいったん燃えだすと簡単には消せないらしく、火仕舞いを確実にしないと危ないそうです。手が掛かることもあって最近は滅多に見られなくなりました。大規模なものは機械で作られているようです。