卒寿近く

刈払機腰に払うて生身魂

かくしゃくとしてなお頑健。

昼間の暑いときは家にて麦酒。そして夕方になれば律儀に菜園に日参という日課である。
盆のこの時期も早々と夏野菜の片付けを終えて、はやくも秋冬野菜の準備に畝を耕しておられる。作る畝はまるで定規で測ったように美しく、だれも真似をできない出来映えである。
ときにはむずかるエンジンをなだめすかせては畔の草を刈る。
まもなく卒寿に届こうかとは思えない達者ぶりである。

“卒寿近く” への2件の返信

    1. いまや卒寿くらいでは生身魂あつかいされない時代かもしれません。白寿くらいでないとはなたれ小僧なんて言われたりして。
      戦争を肌身で知っている最後の世代です。

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