手がかり

たよりなき記憶身に入むテストかな

後期高齢者の免許更新案内がきた。

書状によるとまずは認知機能検査を受けなければならないらしい。
調べてみると、想像はついていたがこれはなかなかの難敵になりそうである。
一枚に四つの絵が描いてあって、これを四枚。合計十六個の絵を覚えるというものである。各一枚をそれぞれ1分間かけて記憶してゆくらしいのだが、この作業が終わると次はまた全然異なる作業をさせられる。要するに、記憶力の保持が一定時間保てるかどうかの試金石になるわけである。
そのあとで、さあ十六個の絵を思い出すだけ答えろというわけである。
若いときならともかく力勝負でくそ暗記もできようが、ついさっきのこともすっかり忘れてしまう齢ともなるとそうはいかない。警視庁サイトで絵が公開されているので、試してみたが一分間空回りするばかりである。
そこで少し焦る気持ちでさらに詳しく読んでみると、ワンセット十六枚の四組には共通するところがあって、それぞれのセットは十六のジャンルから成っていることが分かる。いわゆる「手がかり」となるものである。
イラストを暗記しなくても、この「手がかり(ジャンル)」さえ覚えておけばよさそうである。
『野菜・果物・花・衣類、家電・楽器に家具・道具、鳥に昆虫・動物も、食器・筆記具・乗り物に、体に武器は物騒だ』
七五調で舌に転がして覚えたらよさそうだ。
絵を見せられたとき、それぞれを手がかりに結びつければいいはずである。
検査はひと月先だから何とかなるだろう。

“手がかり” への4件の返信

  1. この記憶力テストを二度やりました。74歳と77歳の今年5月に済ませました。
    愛知県警ではABCの三種類の問題が用意されていて今回は前回とは違う種類でした。いずれも全問正解でしたが他の問題で全問出来なくて総合は90点台だったような気がします。
    今日、運転免許証更新連絡証が届いたので来週にも警察へ出向く予定である。
    高齢者三年、青色とありました。
    ただ今年の2月に違反切符(指定場所一時不停止)を切られているのでひょっとしたら講習を受けなければならないかも・・・

    1. 違反があれば高齢者講習の前に運転技能検査がありますが、次回まで違反がなければパスのはずです。

      私は記憶力に自信がないので歌にしてみました。

      戦争で花鳥諷詠ままならず、服に筆記具配給で、肉果物は贅沢品。楽器御法度家具家電壞れりゃ道具で直します。虫も殺さぬ顔をして、できた野菜を料理して、乗り物避けてひたすらに体作りに励みます。

      ちょっと長いですが、キーワードが入っているので記憶を呼び戻すことが出来るのでは。

  2. なかなかいいアイディアです。これをヒントに想像力を駆使して全問正解してください、
    まさに同じ映像を見て二度目はヒントありで回答するのですがこのヒントがhodakaさん作詞の歌の通りですから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください