新涼や母は少女の世界にて
一緒に暮らしてみてはっきりと分かったのだけど、認知症は思ったより進んでいた。
元気がいい日は寝ないように頑張っているので、その間は家人が話し相手を務めねばならない。
毎日毎日、子供の頃の話の繰り返し。そのかわりここ数年どころか、今日のこと、さっきのことまですっかり記憶から消えている。辛抱強く相づちを打ったり、話題を変えてやったり、なるべく辛いことから遠ざけられるように。
今朝は25度を切り随分涼しかった。
そのせいか今日はとくに元気がよくて、朝から心は少女時代に遡っていた。
わが母も時々記憶がまだらになり思わず「えっ」となったりします。
お互いが穏やかな日々を過ごすにはこちらも根気が要ります。
好物の果物を食べている時が一番幸せそうです。
母娘 子どもに還りて 葡萄食む
葡萄がもう出始めましたか。
そういえば桃も始まっていますしね。
秋は果物がうまい。
西瓜の夏もいいけれど。
女子サッカーずっと観ていて朝になりました。頭がぼうっとしています。銀メダルだったけれど良いゲームでした。こうして色々のことに興味をもてるのは幸せなことです。
亡くなった母はだんだん興味の対象が少なくなっていき、少女に戻る時が多くなりました。幸せな少女時代だったことが私の救いでした。
夕べは頑張りましたね。
ああいうの応援するのは好きなんですが、深夜となるとからきしダメです。
最近は8時間くらい寝てたりして。
耳が聞こえない母もスポーツニュースは字幕が多いので関心をもって見ているようです。
ウチの義母もそうでした。難しいものですね。お大事にしてください。
でも年をとって幼くなるというのはむしろいいことでしょう。ボク自身リタイアした今年を20才、大学生としてこれから毎年幼くなっていこうと思っています。5年後は中学生、10年後は小学生に戻れれば最高です。昆虫採集と星の観察でもして過ごせればいいですね。。
少年時代の1日は時間が長かったこと。
あれもして、これもして、すべて徹底してやりぬき、遊び抜いたように思います。
自然人に還りましょう。