症状

新涼や母は少女の世界にて

一緒に暮らしてみてはっきりと分かったのだけど、認知症は思ったより進んでいた。

元気がいい日は寝ないように頑張っているので、その間は家人が話し相手を務めねばならない。
毎日毎日、子供の頃の話の繰り返し。そのかわりここ数年どころか、今日のこと、さっきのことまですっかり記憶から消えている。辛抱強く相づちを打ったり、話題を変えてやったり、なるべく辛いことから遠ざけられるように。

今朝は25度を切り随分涼しかった。
そのせいか今日はとくに元気がよくて、朝から心は少女時代に遡っていた。

“症状” への6件の返信

  1. わが母も時々記憶がまだらになり思わず「えっ」となったりします。
    お互いが穏やかな日々を過ごすにはこちらも根気が要ります。
    好物の果物を食べている時が一番幸せそうです。

      母娘 子どもに還りて 葡萄食む 

          

    1. 葡萄がもう出始めましたか。
      そういえば桃も始まっていますしね。
      秋は果物がうまい。
      西瓜の夏もいいけれど。

  2. 女子サッカーずっと観ていて朝になりました。頭がぼうっとしています。銀メダルだったけれど良いゲームでした。こうして色々のことに興味をもてるのは幸せなことです。
     亡くなった母はだんだん興味の対象が少なくなっていき、少女に戻る時が多くなりました。幸せな少女時代だったことが私の救いでした。

    1. 夕べは頑張りましたね。
      ああいうの応援するのは好きなんですが、深夜となるとからきしダメです。
      最近は8時間くらい寝てたりして。

      耳が聞こえない母もスポーツニュースは字幕が多いので関心をもって見ているようです。

  3. ウチの義母もそうでした。難しいものですね。お大事にしてください。
    でも年をとって幼くなるというのはむしろいいことでしょう。ボク自身リタイアした今年を20才、大学生としてこれから毎年幼くなっていこうと思っています。5年後は中学生、10年後は小学生に戻れれば最高です。昆虫採集と星の観察でもして過ごせればいいですね。。

    1. 少年時代の1日は時間が長かったこと。
      あれもして、これもして、すべて徹底してやりぬき、遊び抜いたように思います。
      自然人に還りましょう。

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