遊ぶ

新涼や日曜版のクイズ解き

日曜の新聞を取り出した。

クイズのページが目当てである。
上級版数独は毎週チャレンジしているが、その他のクイズに挑むことはあまりしていない。
ただ、今朝は久しぶりの涼しい風を取り入れながら取りかかってみた。今まではちょっと面倒そうな感じだったので手を出したことがないのだが、トライしてみるとクロスワード的なものでもなく、ちょっと珍しい一筆書きの迷路を描くようなもので、これがなかなか面白い。
これからは数独に加えてこのタイプも日曜の楽しみに加えることにしよう。
家人は、同じパズルのページにある二つの絵を比べての間違い探しが好きなようである。これも最後のワンピースが見つからなくて四苦八苦する楽しみがある。
日曜の一息ついた時間に耽る遊びである。

半年先

パーカーの青きインクの涼新た

夜が涼しい日がつづく。

今日は雨の前の曇で日中でも35度には達せず、いつもより早めに菜園に向かった。
秋雨前線を前の貴重な一日。夏野菜には出遅れた分、秋冬野菜でリカバーしたいのでその準備で忙しいのである。出遅れの夏野菜は案の定出来が悪くさっさと見切りをつけようと思う。
菜園をやる前は8月の野良仕事なんてよくやるなあと他人事のようにみていたが、いざ自分でやりだすと苦にはならない。むしろ農とは半年先を見据えるものだと気づくのである。
土ができるまでには時間がかかるが、今日より半年先はと気長に構えようと思う。
インクはブルーブラックを使っている。ペン先をよく洗ってブルーに変えたら気分転換になるかな。

マーマレード

新涼のジャムの蓋開くぽんとあく
新涼のジャムの封切る使役かな
新しきジャムの蓋開け涼新た

まさに新涼だ。

久方ぶりにエアコンなしに熟睡できた。
また、新涼とは静かなものだとしみじみ思った。
昨日まであれほどうるさく鳴き立てていたクマゼミ軍団どもが、まさに鳴りをひそめているのだ。ほんとに不思議なことだと思っていたら、案の定朝9時を過ぎたあたりから合唱が始まった。ただ、これまでよりはいくらかおとなしいようである。
もしかしたら、蝉というのは気温というものにも敏感な生き物であるのかもしれない。

動物霊園に参りにいった。
たいした用意もしてないが、喜んで戻ってきてくれるだろうか。

蘇る

新涼や電気剃刀滑らかに

今朝は涼しかった。

朝の最低気温は22度だという。
エアコンを入れない夜は久しぶりであった。
不快な汗もかかなかったので、電気剃刀が皮膚のうえを滑らかに動く。

通勤の朝、洗顔をすませても汗がにじんだ顔に電気剃刀をはわすこと自体が不快で、夏の間は昔ながらの剃刀を当てた記憶が蘇ってきた。

人の考えることは同じか

新涼や朝より混みし髪切り屋

ひとの考えることは同じなんだろうか。

ちょっと涼しくなたから、さらに頭をさっぱりしようと、それも朝の涼しいうちにと出かけたはいいが、行きつけの床屋はもう行列できるほどの混みよう。何のためにきたのか分からなくなったが、とりあえずその場は離れることにした。

新涼

新涼や鏡に居住まい正しをり

朝晩ははっきりと涼しくなったのがわかる。

これを「新涼」と言っていいのかどうかよく分からないが、少なくても肌にまとわりつくような不快感も相当緩和されて、みなりにも多少は気を遣う余裕も生まれてきた。このまま順調に秋に向かっていくといいが。

症状

新涼や母は少女の世界にて

一緒に暮らしてみてはっきりと分かったのだけど、認知症は思ったより進んでいた。

元気がいい日は寝ないように頑張っているので、その間は家人が話し相手を務めねばならない。
毎日毎日、子供の頃の話の繰り返し。そのかわりここ数年どころか、今日のこと、さっきのことまですっかり記憶から消えている。辛抱強く相づちを打ったり、話題を変えてやったり、なるべく辛いことから遠ざけられるように。

今朝は25度を切り随分涼しかった。
そのせいか今日はとくに元気がよくて、朝から心は少女時代に遡っていた。