検査なほ病名知らずうそ寒し
骨密度落つとふ電話うそ寒し
今年に入って知人が立て続けに病に伏している。
ひとりはこの一月から臥せておられたが、このほどようやく外出できるようになったとのこと。ただし、治療は継続して受けておられ、人との接触も遠慮されているようで、手放しでは喜べないようである。
また或るひとは、原因不明の目眩や発熱が続き、いろいろな機関で検査してもらったがいまだに病名が知れず、そのため本格的な治療にも進めないまますでに二ヶ月以上は経過している。
お歳はおふたりとも私と同じ七十代だが、この年齢になると体に変調がきたしても不思議ではない。
今日はさらに、家人の電話が聴かずとも聞こえてきたなかに「骨密度」というワードが聞き取れた。平均の半分のレベルまで落ち込んできたとのことで、心配でならない様子である。
人はみな誰もが老いる。誰もが避けて通れない道なれば、あらがってもどうしようもないことだって多くなるだろう。いつかこの身にも起きる、そのときになって慌てないよう、ふだんから修養するしかない。
検査なほ病名知らずうそ寒し
我々世代が避けて通れない宿命とでも言いましょうか。検査してわからないのはもちろん、検査そのものを忌避してる猛者も。行けば間違いなく宣告されるからだとか。
谷村新司氏が逝去されました。このショックは大きい。74歳にして無念の極みかと。
先日やや若い世代とゴルフをご一緒しましたが、飛ぶは飛ぶは、馬力が違う。
しかし普段は同世代が多く、久しぶりのレギュラーティ(普段はゴールドティでちょっと前から打つ)はきつかったんですが、上がってみればスコアにさほど変わりはなく、ちょっとした自信になりました。
体力の衰えは技術でカバー。
逆にまだ若い頃70代のゴルファーとともにラウンドしましたが、ドライバーでは確実にオーバードライブできるものの、上がってみれば完敗、そんな経験があります。
かのご老体はセカンドのウッドも確かで、グリーン周りも達者。ゴルフは距離ではないとあらためて思い知ることになりました。