観音堂

鶏頭や海石榴市観音色を添へ

「海石榴市」の名を唯一今に残すのが「海石榴市観音」です。

金屋集落の奥まったところにありました。
観音堂の周りは今鶏頭が盛りです。
「椿」の花をシンボルにしていた市ということから「海石榴市」と呼ばれるそうですが、春は椿、秋は鶏頭が色を添えるのですね。

“観音堂” への8件の返信

  1. 鮮やかな色の鶏頭ですね。
    昔ながらの鶏頭で鶏冠そっくりです。
    最近はこの種の鶏頭はあまり見られなくなり、小じんまりした花壇用で色もさまざまです。
     
    色を添へ、がぴったりです。

    1. ほんとうにうまいネーミングですよね。鶏冠そっくり、と言っても今の子供たちにはあまりピンとこないかもしれませんが。

      鶏頭は椿の緑と好対照でしたよ。

  2. 秋の色鮮やかな花として、鶏頭は子供の頃から庭先でよく見かけたものです。まさに写真の花のように鶏の鶏冠にそっくりで、子供ながらに変わった花だなと印象に残っています。
    さらに印象的な花として、黄色く色づいた稲田の畔に咲いていた” 曼珠沙華(彼岸花)”の群落です。この花も真っ赤な色をして、かつ形も変わっていて、秋の代表的な花ですね。もうすぐ見られるようになるかな。

    1. そろそろ見られる時候でしょう。関東では埼玉・日高が有名ですが、田んぼの畦などでもよく見られますね。

      当地では飛鳥・稲淵の棚田がよく知られています。段々になった田と曼珠沙華というのは遠目が効いて見事な光景でしょうね。

  3. 鶏頭、今盛りですね。きれいに撮れてますよ。

    「海石榴市」ってどうしても「ツバイチ」って読めませんね。読める人は「おっ、万葉集知ってるな」と思われるわけですな。

    ここも観音さんですか。やはり長谷寺と繋がりあるんでしょうね。

    1. 「石榴」(ざくろ)に海の冠がのって「つばき」とはね、想像もできませんね。海の石榴なら「ホヤ」ではないかと思うのですが。

    2. 枕草子の中の次の箇所に当時の海石榴市の繁栄ぶりがでていると思います。
       「市は、、、つば市、大和にあまたあるなかに、初瀬に詣づる人のかならずそこに泊まるは、観音の縁のあるにやと心ことなり。」
       平安時代、長谷寺に参詣するのは日数もかかり大変なことだったのでしょう。
       元気な女性にとっては、遠くに出られる楽しい機会だったかもしれません。

      1. 14段を検索してみましたら、この時期でもやまとの市が多いのですね。これは少なからず驚きです。

        折からの観音ブームもあって特に女性にはつば市観音さん、初瀬観音さんの人気は高かったようですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.