鎮魂花火大会

花火師の影の浮かべる艀かな
開くたび海上染める花火かな
大花火果てて覚悟の渋滞へ

海の上から軌跡を描いて火の柱が登ってゆく。

太平洋の真上に大花火が浮かぶ。
歴史のある熊野鎮魂花火大会である。
昭和30年代の頃は、七里御浜の砂利浜に寝そべってゆっくり見たものだが、今は遠く名古屋、大阪方面からも見物客が押し寄せ、あの狭い町に20万人が集中するらしい。毎年8月17日と決まっているが、浜の予約席は早くから埋まってしまって、当日気楽に見物しようなどと思ったらひどい渋滞でたどりつくのさえ難しいという。

この六月に亡くなった同級生のF君は熊野出身、この日初盆の精霊供養の花火が上がるかもしれない。

“鎮魂花火大会” への2件の返信

  1. 熊野の海上花火、一度は見てみたいものですがなかなかあそこまで行く機会に恵まれません。
    親戚でもあって滞在型なら楽しめるでしょうね。

    先日、豊橋祇園祭の吉田神社で行われる手筒花火に誘われましたが都合がつかず諦めました。
    此処は手筒花火発祥の地で460年の歴史を受け継ぐ祭礼との事です。
    最近はとんと花火にご無沙汰です。

    1. 前日に着いて昼間を観光にあてるとか、時間に余裕をもって出かけないといけないようです。車なら、駐車場を出るのに日をまたぐのを覚悟とか。結局三日はかかるということですね。やはり、熊野は遠い。

      豊橋の手筒花火は有名ですね。写真でもよく見ますよ。
      せめて、「庭花火」の「手花火」で線香花火を眺めるのもいいかもですよ。

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