貫く

転向の悪びれもせで卒業す
カルチャーの古典講座を卒業す

かつてのヘルメット組でいまだに行方知らずの猛者がいる。

学園闘争喧しい時代に、同じクラスや部活のなかまで何人も運動に身を投じていたが、たいていは就職活動を機に髪を短く切ってさっさと転向したのがほとんどだったのにである。
行方知らずの奴こそ真面目で、純真だったが、みずからの信念を曲げることもまたできなかったのであろうか。

いまどき、運動などに四年間を賭けるような学生はいるのかどうかしれないが、貫くのもまたひとつの生き方だろう。

“貫く” への6件の返信

  1. しばらく証人喚問の中継を見ていたが時間の無駄と知った。

    来月のお月謝の支払いや桜も満開、街中へ出かけた。
    二年余り学んだ鴨長明も今日が最後の授業。
    方丈記、発心集、無名抄と、中でも無名抄は面白かった。
    長明が花林苑で見聞きした逸話やエピソード噂話などがふんだんに。
    「古人云」とか「或人云」で始まることが多い。
    特に「式部 赤染勝劣事」は面白かった。
    今日の授業は仮名序事。
    哥の序は古今の仮名序を本とす。日記は大鏡のことざまを習ふ。和歌の詞は伊勢物語、後撰の哥の詞を学ぶ、物語は源氏に過ぎたる物なし。と・・・
    誠に言い得て妙です。

    帰宅してテレビのニュースは証人喚問一色。
    自分はなんて浮世離れなことに熱中しているのでしょうか・・・
    「貫く」には程遠く奥深いものですが古典が至福の時間です。

    1. 本当のことを喋れば、一躍ヒーローになれたんですがね。いったい何を守ろうというんでしょうか。

      二年間おつかれさまでした。
      新年度はどんな教室なんでしょう。

  2. ここ、江東区では、小学.中学から俳句教育に力を入れているようです。区内の優秀作品を冊子で紹介しています。もちろん日頃から作句に馴染んでいる事でしょう。『三つ子の魂百まで』というくらいですから、一生物になるかもしれませんね。
    以上、じじ馬鹿の戯言でした。

    1. 子供の句は実に素直でいいものです。

      プレバトの芸人もひどい句を詠んでますが、この一年NHK「俳句サクサク」の成果には目を瞠るものがあります。はじめはプレバト並みのひどい句を詠んでた若い子たちが、今ではびっくりするくらい本格的な伝統俳句を詠んでます。
      櫂未知子の指導がよほどいいのか、今年もまた続けて担当することになったようです。生徒もそのまま進級するというので、来年の今頃が楽しみです。
      ためいき会も負けていられないぞ。

  3. 一応、鴨長明はみなし卒業と言うところでしょうか?

    来月からは半年かけて六代勝事記(ろくだいしょうしき)に入ります。
    後鳥羽院が承久の乱に敗れてから間もなく800年、この乱の顛末を儒教的な立場から総括し、乱後に即位した幼い後堀川天皇に政道のあるべき姿を示す目的で書かれたものです。
    講師編集の著作で内閣文庫蔵の写本と翻刻を併せて読みます。
    キーワードは「貞観政要」
    講師は何かと政治の在り方が問われる今日、学ぶ意義が大きいとのことです。ついていけるかな?

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