近場

春惜しむ雨となりたる小江戸かな

予想を裏切って思ったより静かな雨である。

こんな日なら古い町並みのそぞろ歩きが似合いそうである。
黒い瓦に湿りが加わってさらにしっとり感がまして、漆喰の壁、連子格子などがぴったりくる。
小江戸への小旅行。近場の日帰り旅として最適ではなかろうか。

“近場” への4件の返信

  1. 毎年狭山茶を送ってくれる友人が何年か前に小江戸を案内してくれました。
    昔ながらの趣を残した風情のある街並みですね。

    連休後半は荒れ模様、今JRの最寄りの駅まで家人を迎えに行ってきました。
    約10分の道のり、ワイパー最大限に動かし夜道をノロノロ運転です。
    昨日の暑さが嘘のようです。

  2. 江戸の北の守りを固める要地で、歴代譜代の大名が治めてきた町です。サツマイモが有名ですが、江戸との往復の水運が栄え、運河、川に囲まれたあの辺りは意外に鰻がうまいのですよ。大宮のあたりも水がいいらしく、鰻がうまいです。
    ダサイ玉と揶揄されますが、埼玉なかなかのものです。

  3. 江戸との水運と言えば最近ある人のブログに触発されて読んだ杉本苑子の江戸上水ものがたり「玉川兄弟」のこと。
    江戸に命の水を引いた兄弟の物語ですがその中で川越が出てきます。
    玉川上水から野火止用水を引き江戸と武州の水をつなげた藩主、松平信綱。
    久しぶりに杉本苑子を読み薩摩藩の濃尾三川の治水工事(宝暦治水)を題材にしてS38年直木賞を受けた「孤愁の岸」と思いだしています。
    杉本苑子が大好きなのです。

    1. 杉本もたしか鎌倉文壇のひとりでしたね。
      ほんとに、なぜ文人は鎌倉が好きなんでしょうね。
      そこから、いろいろいい作品が生まれているのをもってしても、鎌倉おそるべし。

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